レーザートーニング治療とは?
メドライト(QスイッチYAGレーザー)という医療用のレーザー機器を使用して、 シミ・色素沈着の軽減を行う治療のことです。 非常に弱いパワーでレーザーを当て、余計な刺激を与えることなく、蓄積したメラニンを減らしていきます。 回数を重ねるたびにメラニンの量が少なくなり、透明感のある肌へと導きます。
メドライトは、ConBio,A CynosureCompany社(米国・カリフォルニア州)が 製造するレーザー機器で、 世界中で高い実績と信頼を誇る「QスイッチYAGレーザー」です。レーザートーニングに使用されるレーザーは QスイッチYAGレーザー(通称Q-YAGレーザー)です。 その中でも特別に設計されたQ-YAGレーザーのみが レーザートーニングを行うことができます。
医療現場で使用されるレーザー機器には様々な種類がありますが、 このQスイッチYAGレーザーは、皮膚科・形成外科では使用頻度の高いレーザー機器で、 シミやアザ、刺青等の治療に以前より使用されています。
メドライトによるレーザートーニング治療が確立されたことで、 レーザー治療は禁忌だった肝斑を含むシミに対しての治療範囲が広がり、 国内外のドクターから高い評価を得ています。
肝斑とはどんなしみ?
肝斑(かんぱん)は、一般的に30~40代のアジア人女性に多く見られる薄茶色をしたシミの一種です。 肝斑(かんぱん)の原因はまだ明らかになってませんが、妊娠や経口避妊薬(ピル)の服用をきっかけにあらわれることがあることから女性ホルモンが関与しているという指摘があります。 その他にも、さわりグセなどによる物理的な刺激、毛細血管の拡張なども肝斑(かんぱん)ができる原因と考えられています。
肝斑(かんぱん)にはほかのシミとは違う特徴がいくつかあります。
<肝斑(かんぱん)の特徴> ■ シミの境界がくっきりとしている ■ シミが地図のようにベタっとし、濃淡の差が あまりない ■ シミが左右対称である ■ 頬にあらわれやすく、 額・口の周辺などに できることもある ■ 30代~40代であらわれることが多く、閉経後 は薄くなることが多い
ただし、この特徴に当てはまらないからと、自己判断は禁物です というのも、肝斑(かんぱん)かどうかを見分けるのは専門医でないと難しい場合があり、 治療法を誤ると症状が悪化する可能性があるからです。 例えば、ADM(両側性遅発性太田母斑様色素斑や後天性真皮メラノサイトーシスともよばれます)というシミのように見えるアザがあります。 むずかしい名前がついていますが、このADMも意外と多くみられます。 ADMにはレーザー治療が向いていますが、肝斑(かんぱん)と非常によく似た症状のため、見分けるのがむずかしいです。 また、日光性のシミや肝斑(かんぱん)やADMや・・・、とシミやアザがいろいろと混在しているケースもよくあります
治療の流れ
レーザートーニングは回数を重ねるごとに緩和していく治療です。
レーザートーニングの治療自体は、10分程度で終了するので、忙しい方にもぴったりです。 パチパチとはじけるような刺激がありますが、麻酔は不要で、治療後はいつも通りメイクができるので、ランチタイムの時間を利用したり治療後に大切な予定を入れたりできるから、気軽に治療を受けられます。週に1回、合計4~5回の治療が目安です。
※痛みの感じ方や赤みの出方は個人差があります。 ※実際の治療の流れは医療機関によって異なる場合があります。
レーザートーニングについてよく頂く質問
- Q:レーザートーニングの治療は痛くないですか?
- A:パチパチとした軽い刺激を感じます。麻酔の必要はありませんが、痛みに弱い方は医師にご相談ください。
※痛みの感じ方には個人差があります。 - Q:肝斑(かんぱん)やシミは、1回の治療で治りますか?
- A:レーザートーニングは、1回で結果が出る治療ではなく、治療回数を重ねて少しずつ肝斑(かんぱん)やうすくしていきます。 個人差がありますが、2~3回目くらいから肝斑(かんぱん)やシミがうすくなっていく方がほとんどです。
- Q:治療はどの程度必要ですか?
- A:肌の状態や医師の判断によって異なりますが、一般的な目安としては、週1回、合計4~5回程度の治療を行うケースが多いようです。 その後、肌のメンテナンスとして月に1回程度で継続する方もいらっしゃいます。
- Q:治療にはどのくらい時間がかかりますか?
- A:1回あたりの治療時間は10~15分程度です。その他に、治療前の洗顔や診察があります。
- Q:治療後はレーザーを照射した部分が赤くなったりしませんか?
- A:治療後に軽い赤みが出る方もいらっしゃいますが、通常数時間後には赤みがおさまります。
気になる方は医師にご相談ください。 - Q:治療後すぐにメイクはできますか?
- A:メイクをしていただいてかまいません。
メイクをする時に、強くさわったりこすったりしないように注意しましょう。 - Q:周囲の人に知られずに治療を受けることは可能ですか?
- A:治療後は、赤みも目立ちにくくすぐにメイクができます。
ばんそうこうを貼る必要もないため、まわりの人に気づかれる心配はありません。 - Q:治療期間中に特に注意することはありますか?
- A:レーザートーニングに限りませんが、治療の直後は、肌が紫外線によるダメージを受けやすい状態になっていますので、日中は必ず日焼け止めをご使用ください。
また、肝斑(かんぱん)は刺激を与えることで悪化することもありますので、洗顔やメイクで強くさわったり、こすったりしないように注意してください。 その他、医師の指示があればそれに従ってください。 - Q:レーザートーニングをすれば肝斑(かんぱん)は完治しますか?
- A:肝斑(かんぱん)は閉経とともに消えるという報告もありますが、原因はまだよくわかっていないため、レーザートーニングを含め、完治させる治療法は 残念ながらありません。
トラネキサム酸やビタミンCなどのみ薬やぬり薬、イオン導入、ピーリング、また美白化粧品などを組み合わせ、よい状態を保ちながら長くつき合っていくことが大切です。また、日々のケアや紫外線対策を心がけないと、肝斑(かんぱん)だけでなく新たなシミを作ることになりますので、注意しましょう。 - Q:肝斑(かんぱん)にレーザー治療は悪化すると聞いたことがあるため心配です。
- A:従来のレーザー治療では肝斑(かんぱん)を悪化させる可能性がありました。
肝斑(かんぱん)はメラニンが作られやすいとても敏感な状態になっているので、レーザーの刺激でメラニンを逆に増やしてしまうことがあります。
レーザートーニングは、非常にマイルドなパワーで治療を行っていきますので、1回で目に見えてうすくなるということはありませんが、逆にいえば1回の治療で肝斑(かんぱん)を悪化させるような刺激をあたえることもありません。 不安な方は医師にご相談ください。
施術料金
レーザートーニング 肝斑部 | 1回 | 6,000円 |
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1か月以内継続治療1回 | 4,800円 | レーザートーニング 顔全体 | 1回 | 10,000円 |
1か月以内継続治療1回 | 8,000円 |
※表示価格は税抜価格です。